『統計思考の世界:曼荼羅で読み解くデータ解析の基礎』サポートサイト開設
三中信宏
(2018年6月1日刊行,技術評論社,東京,239 pp., 本体価格2,300円, ISBN:9784774197531 [紙版]|ISBN:9784774197548 [電子版] → コンパニオン・サイト|版元ページ[紙本]|版元ページ[電子本])
版元サポートページが開設されました.捕捉された “蟲” たちはそのつど追加展示することになっています.初版の “蟲捕り” にご協力いただければ幸いです.
『統計思考の世界:曼荼羅で読み解くデータ解析の基礎』見本刷
三中信宏
(2018年6月1日刊行,技術評論社,東京,239 pp., 本体価格2,300円, ISBN:9784774197531 [紙版]|ISBN:9784774197548 [電子版] → コンパニオン・サイト|版元ページ[紙本]|版元ページ[電子本])
見本刷がドサッと着弾した.B5判型はやはり大きいな.ウラの見返しには「統計曼荼羅」がど〜〜んと.書店には一週間以内に並ぶことになる.
『統計思考の世界:曼荼羅で読み解くデータ解析の基礎』確定目次
三中信宏
(2018年6月6日刊行,技術評論社,東京,ca 240 pp., 本体価格2,300円, ISBN:9784774197531 → コンパニオン・サイト)
念校ゲラが届き,やっと目次ノンブルが確定した: http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20180405/1523021861
『統計思考の世界:曼荼羅で読み解くデータ解析の基礎』アマゾン近刊予約開始
三中信宏
(2018年5月中旬刊行予定,技術評論社,東京,ca 240 pp., 本体価格2,300円, ISBN:9784774197531 → 確定目次)
アマゾンでの近刊予約が始まった.本書『統計思考の世界』の企画案が最初に技術評論社から提示されたのは2009年10月のことだった.その後,さまざまな延滞要因が重なってしまい,けっきょく刊行が9年後の今年になってしまった.本書は,昨年4月に出た:『思考の体系学:分類と系統から見たダイアグラム論』(2017年4月25日刊行,春秋社,東京, 6+316+23 pp., 本体価格2,500円, ISBN:9784393333556 → 目次|版元ページ|コンパニオン・サイト),ならびに今月中旬に出る:『系統体系学の世界:生物学の哲学とたどった道のり』(2018年4月20日刊行予定,勁草書房[けいそうブックス],東京, 507 pp.[xii+430+lxv pp.], 本体価格2,700円, ISBN:9784326154517 → 版元ページ|コンパニオン・サイト)とともにひとつの “単系統群” を形成する姉妹本である.これら3冊は内容的にそれぞれ統計学・離散数学・生物体系学に特化しているが,どの本からも他の2冊が technical supplement として相互引用されている.いまようやく3冊が揃い踏みすることになるのはシアワセ至極だ.
「統計量が同一になるデータセットを生成する」
ACM SIGCHI Conference on Human Factors in Computing Systems 2017.
Same Stats, Different Graphs: Generating Datasets with Varied Appearance and Identical Statistics through Simulated Annealing.
https://www.autodeskresearch.com/publications/samestats
平均や分散(標準偏差)や相関係数などの統計量がまったく同じなのにデータセットの “形状” がまったく異なる事例は,かつて1973年に統計学者フランク・アンスコムが発表した有名な “アンスコムのカルテット” がある:Francis J. Anscombe (1973) Graphs in statistical analysis. The American Statistician, 27(1):17-21. (pdf).単に統計量を計算しただけでは,データセットの “かたち” のちがいを見落としてしまうという教訓はグラフィック統計学の重要性を示唆する.では,アンスコムの事例のように,統計量を変化させないという制約条件のもとで,異なる “形状” をもつデータセットをどのように生成すればいいのか.上の最新論文ではシミュレーテッド・アニーリングのアルゴリズムを用いてこの問題を解決した.上のサイトにはgif動画も公開されている.こういう “統計学” は楽しいな.
〈統計の落とし穴と蜘蛛の糸〉ウェブ再公開
→ https://www.yodosha.co.jp/smart-lab-life/statics_pitfalls/index.html
羊土社のオンライン雑誌〈実験科学online〉上で2014年2月号から2015年4月号まで掲載されたワタクシの連載記事〈統計の落とし穴と蜘蛛の糸〉は,すでに書籍化されている:三中信宏『みなか先生といっしょに 統計学の王国を歩いてみよう:情報の海と推論の山を越える翼をアナタに!』(2015年6月5日第1刷刊行|2017年3月15日第2刷刊行,羊土社,東京,191 pp., 本体価格2,300円, ISBN:9784758120586 → 目次|版元ページ|コンパニオン・サイト).このたび同社の新設サイト〈Smart Lab Life〉にて全コンテンツが順次公開されることになりました.
[追記]2018年2月2日までに全12回の連載記事がすべて公開されました.
「尤度って何?をグラフィカルに説明してみる。」
Qiita(2015年12月2日)
→ http://qiita.com/kenmatsu4/items/b28d1b3b3d291d0cc698
データを与えたときの,各仮説(モデル)への尤度のちがいがよくわかる.