「第7回の講義」

今日の講義の最初に,前回積み残した「分割区法」と「細分区法」による実験計画について補足説明します.

そのあと本題である線形統計モデルについての講義に進みます.分散分析の統計モデルに代表される「線形モデル」は,統計モデリングの基本です.データの変動をいくつかの要因効果を含む線形式によって表現することにより,どの効果が説明上重要であるかを比較検討することができます.最近では,この線形モデルを発展させた「一般化線形モデル」が実用化されてきました.

統計モデルの良否を判定するためには,「モデル選択論」に言及する必要があります.講義の後半はどのような基準によって統計モデルの相対的比較をすればいいのかについて話をします.